今回の記事では、移動体用ブラシレスモーターについてご紹介します。
目次
マブチモーターの移動体用ブラシレスモーターの特徴
マブチモーターの移動体用ブラシレスモーターは、業界最小・最軽量クラスのコンパクト設計でありながら高トルクを実現し、注目を集めています。
マブチモーターでは、様々な移動体用に豊富なブラシレスモーターラインナップを取り揃えています。モーター単体に加え、車輪及び電磁ブレーキを備えた駆動ユニットやコントローラも提供しており、一体型ソリューションを求めるユーザーに最適の選択肢です。また、高分解能レゾルバセンサを搭載したモデルもあり、精密な制御が求められる用途にも対応可能です。
これまで自動車電装機器用の小型モーターで大きなシェアを獲得してきたマブチモーターですが、近年では上記の特徴を生かしたブラシレスモーターのラインナップを次々と発売し、存在感を強めています。
同社の移動体用ブラシレスモーターには、以下の強みがあります。
- 小型、軽量、高トルク
- 最高90％のエネルギー変換効率
- 15bitの高分解能レゾルバセンサ搭載モデルをラインナップ
- IPX4相当の防水性能
マブチモーターの移動体用ブラシレスモーターの導入事例
マブチモーターの移動体用の移動体用ブラシレスモーターの導入事例には、以下の2つのケースが挙げられます。- 物流倉庫、工場用の搬送ロボット（AGV、AMR）
- パーソナルモビリティ（電動車いす、シニアカー）
物流倉庫、工場用の搬送ロボット（AGV、AMR）
多くの分野で自動化が進む昨今、AGV・AMRをはじめとする搬送ロボットやの導入が積極的に推進されており、同社のブラシレスモーターが活躍するシーンも増えています。
特に倉庫や工場等で活用される産業機器分野では、搬送ロボットの低床化のニーズが高まっており、より薄いのタイプの開発が進んでいます。例えばラックや棚の下に潜り込み、持ち上げて（浮かせて）運搬するのが典型的なモデルです。
低床型の搬送ロボットを開発する際、必要な出力を満たすモーターを選定するとサイズが大きくなってしまい、筐体を小型化できないという課題があります。マブチモーターの移動体用ブラシレスモーターは小型・軽量と高トルクを両立しており、そのような開発上のハードルをクリアすることが可能です。
また、充電ステーションに自律走行で戻るAMRの開発においては、正確な位置取りを求められます。停止位置がずれると充電ができず、必要な時に使用できなくなる可能性があります。こうした課題には、精密な制御が可能な高分解能レゾルバセンサーを搭載したブラシレスモーターが有効な解決策となります。
パーソナルモビリティ（電動車いす、シニアカー）
マブチモーターのブラシレスモーターは、シニアカーや電動車いす等のパーソナルモビリティの安全性向上に貢献しています。
シニアカーや電動車いすに搭載可能なマブチモーターのブラシレスモーターは、IPX4相当の防水性能を有しており、雨天時やぬかるみがある環境下でも、安定した駆動が可能です。
また、これらの用途では、カーブを曲がる際に内輪モーターの低速駆動制御が不十分なことにより、機体が外側に膨らみすぎてしまう課題があります。低速域の制御が不十分な場合、機体の小回りが利かず不便なだけでなく、転倒や転落等の事故につながるリスクもあります。そのような課題を解決可能なモーターとして、マブチモーターでは低速域における正確な制御を実現する、レゾルバセンサーを搭載したモデルをラインナップしています。
業務用清掃ロボット
マブチモーターのブラシレスモーターは、ビルやオフィスなどで活躍する業務用清掃ロボットにも塔載されています。
業務用清掃ロボットは、障害物や人を感知して急ブレーキをかけることがあるため、大型で重い制動ブレーキが搭載されるケースが多いです。一方で、省エネや筐体内の設計自由度向上などのニーズから、モーターを含む部品には小型・軽量化が求められます。
マブチモーターの高分解能レゾルバセンサー搭載ブラシレスモーターは、コンパクトさと高トルクを両立していることに加え、ゼロ回転までの制御が可能なため、低速域でも精密なコントロールができます。エネルギー変換効率の高いモーターと制動ブレーキの削減による筐体の軽量化により省エネ化に貢献します。
マブチモーターは搬送ロボットやパーソナルモビリティ、業務用清掃ロボットなどの移動体用途において、非常に優れたブラシレスモーターを製造しています。
同社の移動体用ブラシレスモーターについて、さらに詳しく知りたい方は、以下のボタンよりカタログをご確認ください。
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