今のレストランやスーパーマーケットでにぎり寿司や巻き寿司を導入したいものの、投資した価格分のリターンを得られないことを心配していませんか?
寿司ロボットを使えば、キッチンのオペレーションへの負担を1/2程度に圧縮しての寿司メニューの提供が可能です。
貴社がビジネスチャンスを逃さないよう、今回の記事では寿司ロボットの種類と選び方、具体的な寿司ロボットのメーカーを3社ご紹介します。
目次
寿司ロボットの種類
寿司ロボットには主に2種類存在します。一つはシャリ玉を成形するシャリ玉ロボット、もう一つは巻き寿司を作成する巻き寿司ロボットです。
いずれの寿司ロボットも回転寿司店、レストランや和風居酒屋、スーパーマーケットなどの食品工場で導入されています。
寿司ロボットを導入することで人が握るコストの半分で、2倍近くの量のシャリ玉や巻き寿司を、寿司職人レベルのクオリティで作れるので重宝されています。
この2種類の寿司ロボットは寿司作りの異なる工程に特化しており、業務効率を大幅に向上させることが可能です。それぞれの機械の特徴を以下でご紹介します。
シャリ玉ロボット
シャリ玉ロボットとは、名前の通り、寿司のシャリ(酢飯)を一定の大きさと形に成形することに特化したロボットです。ロボットでシャリを作ったあと、ネタ(具)を手で上から乗せる使い方が一般的です。
シャリ玉ロボットには以下の特徴があります。
- シャリ玉ロボットは職人が作るシャリの硬さ、大きさと形のシャリ玉を再現
- 人が作るより半分程度のコストで
1分20個、もしくはそれ以上の生産が可能 - 回転寿司やスーパーの寿司生産の他、
和風居酒屋などで導入
巻き寿司ロボット
巻き寿司ロボットとは、寿司職人が手作業で行う巻き寿司の製造工程を自動化するロボットです。巻き寿司ロボットには、米を均一に敷き詰めるだけのロボットと、米を敷き詰めた後に巻く工程までまとめて実施するロボットがあります。
それぞれの使い分け方とメリットは以下の通りです。
- 細巻きや太巻きなど規格内の巻き寿司を製造する場合は巻く工程まで自動化
- 唐揚げロールなどオリジナルの巻き寿司を作る場合は米を海苔の上に敷く機能のみがおすすめ
- 均一の厚さで米を敷き詰められる上、
1分間で2~4本分の酢飯を敷ける効率の高さを誇る - 回転寿司店やイベント用のケータリング、巻き寿司をサイドで提供するレストランに最適
鉄火巻や納豆巻きなどの通常の巻き寿司だけでなく、花見やお祭りなどの季節のイベントに合わせた特別なデザインの巻き寿司も作成可能です。
次のセクションでは、実際に寿司ロボットを選ぶ際に必要な3つのポイントをご紹介します。
3つの比較ポイント | 寿司ロボットの選び方
寿司ロボットの選び方を誤ると、業務の効率化どころか、逆にトラブルが発生することがあります。
業態や用途と寿司ロボット自体の堅牢性を比較することがおすすめです。ここでは、寿司ロボットを選ぶ上で比較すべき3つのポイントを解説します。
業態や用途に合った寿司ロボットを選ぶこと
寿司ロボットの導入を検討する際、最も重要なのは店の業態に合った機械を選ぶことです。業態に合わない寿司ロボットを選ぶと、投資が無駄になるだけでなく、業務の効率が下がることもあるため注意が必要です。以下は業態に合った寿司ロボットの選び方の例です。
業態に合った寿司ロボットの選び方
- 回転寿司店や食品工場のような大量生産が求められる業態では、1時間あたり5,000個、6,000個ものシャリ玉を作れる高速なロボットが最適
- 和食居酒屋など他のメニューを提供しながら寿司を提供する場合はロボットの生産性よりも機械のコンパクトさが重要
貴社の業態だと何人ほどのお客様が寿司を食べるのか、1時間あたり何個・何本の寿司が必要なのかを計算する必要があります。
堅牢性が高い寿司ロボットを選ぶこと
堅牢性が高い寿司ロボットを選ぶことで、寿司ロボットの稼働年数を伸ばせ、費用対効果が上がります。また、使い方やメンテナンスも寿司ロボット長持ちのコツです。
寿司ロボットを長持ちさせる方法
- 外側の隙間が少ないシンプルな構造のロボットを選ぶと汚れによる不調を起こしづらい
- 汚れに気を使って定期的な拭き上げなどで、8年間、もしくはそれ以上使い続けられる
- 手に食べ物の汚れがついた状態で使用すると、数年程度で不調や故障につながる
寿司ロボットを選ぶ際は、目的に合った種類やスペックを選ぶだけでなく、想定している使い方で壊れづらい製品を選んで、投資対効果を最大化させましょう。
予算に合った価格や支払い方ができる製造メーカーを選ぶ
価格の条件が合うロボットを取り扱うメーカーを選ぶことも重要です。予算に合った寿司ロボットを購入できないと投資金額分の回収がうまくいかなかったり、資金繰りに悪影響を及ぼしたりすることがあります。
そのため、予算に合わせて生産効率を下げたり機能を限定することで、寿司ロボットを購入することを検討する必要があります。
例えば、一般的に1時間2,000個のシャリ玉を作れるロボットは150万円から200万円程度します。 しかし生産効率を落として1時間1,200個程度の寿司ロボットを選べば、70万円程度にまで初期投資コストを下げられます。
また、製造メーカーによっては後払いや分割払い、レンタルなど、資金状況に合った料金支払に対応してくれることがあります。資金状況や予算にあわせて価格提案や支払い方の提案をしてくれるメーカーを選ぶことで、最小限の負担で寿司ロボットの導入が可能になります。
寿司ロボットを導入する際は、予算に対応してくれるメーカーやトップのように価格が明確になっているメーカーを選びましょう。
ここまで寿司ロボットの種類と選び方3点についてご紹介しました。これらを踏まえて、次のセクションでは貴社に最適なロボットを製造する企業をご紹介します。貴社に最適なメーカーをお探しの方は、このまま読み進めてください。
寿司ロボットを製造するメーカー3選
寿司ロボットは、トップ、鈴茂器工、オーディオテクニカの3社が主要メーカーとして知られています。これらの企業は、寿司ロボットの製造においてそれぞれ独自の特徴と技術を持ち合わせており、多岐にわたるニーズに応えています。
ここでは、具体的にそれぞれのメーカーとその特徴をご紹介します。
トップ |
鈴茂器工 |
オーディオ テクニカ |
|
---|---|---|---|
シャリ玉ロボット | ◎ | ◎ | ◎ |
巻き寿司ロボット | ◎ | ◎ | ◎ |
相性の良い業態 | 都心のレストランや 和風居酒屋 持ち運びが必要な業態 |
回転寿司店、食品工場 | 都心のレストランや 和風居酒屋 持ち運びが必要な業態 |
強み | 世界最小のシャリ玉 ロボットを開発 |
1時間5,000個以上の 高効率なシャリ玉生成 |
巻き寿司ロボットが高品質で 口の中でほろっとほぐれる 食感を精度高く再現 |
トップ注目企業
大阪に本拠地を置く寿司ロボットメーカー、トップは小回りが利く寿司ロボットの開発に強みを持っています。
業界で最小で最安のシャリ玉ロボットを開発し、特にアジア圏を中心に導入が進んでいます。
売上比率は80パーセントが海外で、その中でもオーストラリア、アジア、北欧はトップが強い地域です。
特にアジア太平洋エリアでは、市場にマッチした製品を提供することで、痒いところに手が届くサービスを展開しています。
トップは、小型で効率的なシャリと巻き寿司のロボット技術を駆使し、国内外で多岐にわたる業態に対応した寿司ロボットを提供しており、アジアを中心に世界中で高い評価を受けています。
業界で最小で最安のシャリ玉ロボットを開発し、特にアジア圏を中心に導入が進んでいます。
トップの特徴
- 世界最小の寿司ロボットを製造
- 特に都心の飲食店やロードサイドで寿司を提供するレストランから支持を得る
- 小型の寿司ロボットはワゴン販売やグランピング施設、介護施設でも利用されている
- 寿司ロボットのほかに酢飯メーカーや巻き寿司切断機を展開
売上比率は80パーセントが海外で、その中でもオーストラリア、アジア、北欧はトップが強い地域です。
特にアジア太平洋エリアでは、市場にマッチした製品を提供することで、痒いところに手が届くサービスを展開しています。
トップは、小型で効率的なシャリと巻き寿司のロボット技術を駆使し、国内外で多岐にわたる業態に対応した寿司ロボットを提供しており、アジアを中心に世界中で高い評価を受けています。
メーカー担当者より
石井 亨
株式会社トップ アジア事業部
トップはグローバルに展開する寿司ロボットメーカーです。売上の80パーセントは海外、特にASEAN諸国や北欧で好評です。
以下のカタログは特にASEAN諸国向けに特化した製品のカタログです。
使用する時だけ取り出し、不要な時にしまえるタイプは狭い厨房内でも手軽に使えます。
シャリ生産スピードが速いロボットもありますので、業態に適した寿司ロボットを見つけてください。
トップの製品の特長
- 寿司ロボットの種類:握り寿司、巻き寿司
- 相性の良い業態:レストラン、ホテル
- 価格帯:45万円(税抜)~
- 支払い方法:前払い、後払い、分割払い
トップの製品についてもっと詳しく知りたい方は、以下のボタンからカタログをダウンロードしてご覧ください。
マブチモーターのカタログを詳しく読む
また、寿司ロボットの具体的なお見積りや導入のご相談がございましたら、ぜひ以下のボタンよりお問い合わせください。貴社に最適な担当者をご紹介いたします。
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鈴茂器工
鈴茂器工は寿司ロボット業界のパイオニアであり、業界内で有名な大手企業の一つです。国内の売上シェアが高く、国内外で人気のあるメーカーです。ホッパーの容量は最大8キログラムでほかのメーカーより大きく、最小限の手間で多くの寿司生産を目指す際に役立ちます。
その他の特徴は、以下の通りです。
- 1時間あたり5,000個、6,000個のシャリ製造に対応する機械を取り扱う
- シャリボックスやシャリ玉トレーなどの周辺機器にも対応
- スーパーマーケットや回転寿司店などの業態から大きな支持
鈴茂器工は新たに回転寿司を開店する場合にバックヤードで必要な機材を一手に揃えられるほか、豊富な人材とその高い技術力から、貴社の寿司ロボット導入をしっかりサポートしてくれます。
高効率な寿司ロボットをご希望の方には、鈴茂器工の寿司ロボットがおすすめです。
オーディオテクニカ
オーディオテクニカは、音響機器メーカーとして世界的に有名な企業ですが、寿司ロボットの製造も手がけています。音響機器で高い評判を得ているように、寿司ロボットにおいても機能とお客様サポートの観点で好評です。同社製品の具体的な特徴は以下の通りです。
- 手をかざすだけでシャリを製造してくれるハンドセンサー搭載の寿司ロボットやゴミが入りにくい構造のロボットでユーザビリティの高い機械を製造
- ユーザビリティの高さと堅牢性を兼ね備えた寿司ロボットなどの製品を展開
音響技術から寿司ロボットへと展開したオーディオテクニカの製品は、業界で注目される存在となっています。
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