ドローンショー

ドローンショー

近年、空を舞台にした演出として注目を集めているドローンショーは、企業のPRや地域イベント、大型フェスティバルなどで急速に導入が進んでいます。そして、それを裏で支えるのは、専用に設計された高性能な機体と、緻密に計算されたシステムです。

本記事では、おすすめのドローンショー運営会社やそもそもドローンショーがどのような仕組みで成り立っているのかについて、わかりやすく説明します。

また、「ドローンショー専用機体」の特徴や価格相場、ドローンショー開催前に押さえておくべきメリット・デメリットまで網羅的に解説します。

ドローンショーの開催を検討している方はもちろん、情報収集段階の方にとっても、具体的な判断材料となる情報が得られる記事です。ぜひ最後までご覧下さい。

また、JET-Globalでは、ドローンショー以外にもさまざまな産業用ドローンを解説しています。産業用ドローン全体について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

目次

おすすめのドローンショー運営会社を比較!各社の強みは?

おすすめのドローンショー運営会社を比較!各社の強みは?

本章では、ドローンショー運営会社の中でも当編集部おすすめのものをピックアップして紹介します。気になる運営会社がある場合は、一度問い合わせをしてみましょう。まずはJET-Globalが、無料でヒアリングさせていただきます。

レッドクリフ / REDCLIFF

会社名 レッドクリフ / REDCLIFF
設立年 2019年
本社 東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB
概要 ドローンショーの企画・運営など

レッドクリフは2019年に設立された企業で、本社を東京都港区に構えています。ドローンショーの企画・運営やイベント協賛、ドローンの機体販売・サブスク、プログラミング教育などの事業に取り組んでおり、特にドローンショーに関しては2024年の国内売上シェアNo.1の実績を誇っているのが強みです。

レッドクリフはドローンショーを「イベント演出」だけではなく、「記憶に残る感動体験」として再定義し、日本のコンテンツや伝統文化を、ドローンという新しい表現手段、”次世代エンターテインメント”として世界に届けています。1,000機超の大規模ドローンショーの実績を持つ唯一の企業です。

ドローンショーの開催実績としては、1,800機のドローンを使用した「STAR ISLAND 2025」や、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)協会企画催事「One World, One Planet.」で連夜1,000機のドローンショーを実施中です。また、大阪・関西万博開幕初日は、2,500機による特別演出を手がけています

ロボッツ / ROBOZ

会社名 ロボッツ / ROBOZ
設立年 2017年
本社 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング11階
概要 ドローンスクールの運営、空撮・調査・検査・農薬散布・測量など産業業務、ドローン運搬・物流、ドローンショー企画・運営など

ロボッツは2017年に岐阜県に設立された、ドローン関連事業を行う企業です。ドローンパイロット養成スクール「ROBOZドローンスクール」の運営をはじめとして、ドローンを用いた空撮・調査・検査・農薬散布・測量など産業業務、ドローン運搬・物流などを事業として取り組んでいます。

10台から最大50台のドローンを用いたインドアドローンショーの企画・運営も行っています。国内最大級のドローン・AAM(先進航空モビリティ)展示会「Japan Drone & AAM Awards 2025」においては、ロボッツのインドアドローンショーがソフトウェア&アプリケーション部門とオーディエンス部門で最優秀賞を受賞しました。

インドアドローンショーの過去の事例としては、岐阜県美濃市の「二十歳を祝う会」や中日ビルにおける企業様の25周年記念アトラクションにてインドアドローンショーを開催しています。ホテル、ライブ会場、商業施設、ショールームなど、あらゆるシーンにマッチするようにプランを提案してもらえます。

オリジナルラボ / Original Lab

会社名 オリジナルラボ / Original Lab
設立年 2007年
本社 東京都渋谷区東3-25-10 T&Tビル4階
概要 オリジナルTシャツ作成TMIX、オリジナルスマホケースラボ、オリジナルグッズラボ、インドアドローンショーのドローンダイナミクスなど

オリジナルラボは2007年に設立された、東京都渋谷区に本社を置く企業です。オリジナルTシャツの作成(TMIX)、オリジナルスマホケース、オリジナルグッズラボなど、国内最大級規模の歴史ある工場で高品質のグッズを制作することを得意としています。

オリジナルラボは、ドローンダイナミクスという屋内ドローンショー専門のサービスも展開しています。屋内ドローンショーを15万円という格安な価格で実現し、ウェブで必要事項を入力して発注するだけの簡単依頼が特徴です。半数以上のドローンが飛ばないときの全額返金保証もついています。

実績として、イオンモール幕張新都心「たんけん”みらいのあそびまなび”フェス ~AI ARドローン テクノロジーにふれよう!~」やテレビ朝日「アメトーーク 家電芸人の年末特番」におけるドローンショーの実施などが挙げられます。5m × 7mが最低推奨エリア、高さは3m以上が推奨となっており、結婚式や入社式、周年イベントなど、開催シーンはさまざまです。

ノースドローンショー / NORTH DRONESHOW

会社名 ノースドローンショー / NORTH DRONESHOW
設立年 2024年
本社 東京都世田谷区成城 2-36-13-110
概要 ドローンショーの企画・演出・運営に特化した企業

ノースドローンショーは、ギネス記録機体「EMO-JP」を最大100機まで同期させる光量20 W LEDドローンを自社保有し、地域イベント向けに130万円の低価格パッケージを提供しつつ、Japan Drone Show Creativity Awards 2024〈地域・まちおこし部門〉グランプリを獲得した実績で“手軽に呼べる大規模ドローンショー”を強みにする事業者です。

同社のドローンショーである「100機ドローンショープラン(EMO-JP)」は、540 gのショー専用機体を100機/6 分間同期飛行させ、-10〜50 ℃の環境耐性と1.5 m間隔フォーメーションで夜空に高輝度アニメーションを描きながら、道内限定130万円という低コストで提供できる点が特徴です。

同プランは、北海道内の花火大会・地域祭り・観光プロモーションを中心に、自治体や観光協会、企業主催のナイトイベントなど地域振興・観光・イベント業界で採用されています。

ティーツーアール / t2r

会社名 ティーツーアール / t2r
設立年 1996年
本社 大阪市北区東天満1丁目9番10号 大阪塗料ビル5F
概要 イベント制作を母体に持つドローンショー企画・運営会社

ティーツーアールは、屋外 80〜1,500 機/屋内 10〜50 機まで柔軟に編隊規模をカスタマイズし、1 cm 級RTK測位と自動帰還機能で安全・高精度な演出を実現できる「屋外×屋内二刀流」運用ノウハウを強みとするドローンショー事業者です。

同社のドローンショーである「屋外ドローンショープラン(80〜1,500 機)」は、最大1,500 機のLED編隊をRTK測位で 1 cm単位に制御し、専用ケースから離発着できる機体設計とリターン-トゥ-ホーム機能により砂浜や雨上がりの会場でも高輝度アニメーションを安全に描ける点が特徴です。

同プランは、花火大会や地域の観光プロモーション、企業周年イベントなどエンターテインメント・地方創生・広告プロモーション分野で採用され、夜空を使った体験型マーケティングとして活用されています。

ドローンショー運営会社の選び方を解説

ドローンショー運営会社の選び方を解説

本章を参考にして、自社のイメージに合ったドローンショーを開催できるようにしてください。

技術力と実績を重視する

ドローンショー運営会社を選定する際、重要なのはその技術力と過去の実績です。特に、演出の内容や規模が自社の目的に合った形で提供できるかどうかを確認しましょう。要因としては、予算、イベントの規模、さらには観客の期待に応じた演出が可能かどうかが選定基準になります。

選定を誤ると、期待した演出が実現せず、ブランドイメージやイベントの印象が悪化してしまう可能性が高いです。特に、大規模なイベントやブランドのイメージ向上を目指す場合には、技術と実績が確かなドローンショー運営会社を選ぶことが重要です。

適切なドローンショー運営会社を選定することで、自社の目的に合ったショーを実現し、観客に強い印象を与えられます。

安全性を考慮する

ドローンショーを開催する際、安全性を優先することは極めて重要です。選定するドローンショー運営会社がどれだけ厳格な安全基準を持っているか、過去に事故があったかどうかといった実績を確認することが求められます。

選定をおろそかにすると、安全管理が不十分な場合、事故やトラブルのリスクが高まり、最悪の場合イベントが中止になってしまう可能性もあります。

特に観客が多く集まる大規模イベントや、夜間に実施されるショーでは、リスクが高まるため、安全管理がしっかりしているドローンショー運営会社を選ぶことが重要です。

適切な安全対策が講じられた運営により、トラブルや事故を防ぎ、参加者が安心してイベントを楽しむことができます。

演出の柔軟性と機体数を確認する

ドローンショー運営会社を選ぶ時には、演出の柔軟性と使用するドローン機体数を確認することも大切です。選定を行う際には、イベントの規模や目的に合わせた機材や演出のカスタマイズが可能かどうかを検討しましょう。

演出の規模や内容に対応できない場合、期待していた演出が実現せず、顧客満足度が低くなってしまいます。特にユニークな演出を求める、または大型イベントを開催する際には、柔軟に対応できるドローンショー運営会社が求められます。

適切なドローンショー運営会社を選ぶことで、イベントに最適な規模や内容でショーが提供され、参加者に驚きと感動を与えることができます。

ドローンショー専用機体とは?基本情報を確認

ドローンショー専用機体とは?基本情報を確認

まずは、そもそもドローンショーがどんな仕組みで行われているかや、ドローンショー専用機体について説明します。

そもそもドローンショーとは?仕組みや表現できるものを紹介

ドローンショーとは、複数のドローンを使って空中で光や形を表現し、観客に視覚的なインパクトを与えるイベントです。

高度なプログラムと通信技術を活用して、正確なタイミングと配置で演出を行います。ドローン同士の位置関係や動きが精密であるため、映画やライブイベント、記念行事などで大規模な光のショーが実現可能です。

ドローンショーの仕組みとしては、まずドローンにLEDライトや光源が取り付けられ、各ドローンが指定された軌道を正確に飛行します。ショーの内容に応じて、これらのドローンが編隊を組み、点灯したり消灯したりしながら、文字や図形、さらには3Dの立体的な表現を行います。

ドローンショー専用機体とは?

ドローンショー専用機体とは、ドローンショーの演出に特化したドローンです。一般的なドローンとは異なり、これらの機体は特定のパフォーマンスを行うために設計されており、LEDライトやその他の光源が取り付けられています。

また、通常のドローンよりも高精度な飛行が要求されるため、安定した飛行性能やGPS精度が求められます。さらに、複数の機体が同期して飛行するため、通信の信頼性やシステムの耐障害性も重要です。

そしてこれらのドローンショー専用機体は、演出の幅を広げるため、デザインや飛行能力に特化しており、商業的なイベントや大規模なショーに対応できるように調整されています。

特に、光の色や強さ、ドローンの位置精度に関する要件が高いため、ドローンショーには専用機体が求められます。

続く章では、ドローンショー専用機体の価格相場を紹介します。購入する可能性のある方は参考にしてください。

どれくらいで購入できる? 専用機体の価格相場を紹介

ドローンショー専用機体の価格相場を紹介

ドローンショー専用機体の価格は、その仕様や機能に大きく依存します。一般的には、一機あたり数万円から数百万円の範囲です。

国内で販売されている「DSJ MODEL-X」などの低価格帯の専用機体は、一機あたり約十万円で提供されていますが、海外製や高性能な専用機体の場合、一機あたり百万円を超えることもあります。

価格の差は、飛行時間、耐久性、搭載する光源の種類や数、通信技術の進化などに基づいています。また、大規模なショーを行う場合、複数のドローンを一度に操作するため、それに対応するシステムやサポートも含めた価格が必要です。

例えば、小規模なショーでは、一機あたり十万円から三十万円程度のものもありますが、大規模なショーや高度な演出を求められる場合、一機あたり百万円以上することもあります。

さらに、機体の管理やメンテナンス費用、プログラムの作成費用も加わるため、総合的な費用は高額になる傾向があります。

では、ドローンショー専用機体を購入せず、ドローンショーの運営会社に委託する場合は、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?次章では、ドローンショー開催にかかる費用を解説します。

イベントを開催するのにどれくらいの費用がかかる?

イベントを開催するのにどれくらいの費用がかかる?

ドローンショーを開催する際は、自社で専用機体を購入・運用するのではなく、専門のドローンショー会社に委託するケースが一般的です。

この場合の費用は、ショーの規模や演出内容、使用するドローンの機数、開催場所などによって異なりますが、目安としては小規模なショーで100万円〜300万円、中規模で500万円〜1,000万円程度、大規模イベントでは数千万円以上になることもあります。

基本的な費用項目は、ドローンのレンタル・操縦費用、演出プログラムの設計・開発費、安全管理費、運搬・設営費、オペレーターや技術スタッフの人件費などです。また、演出に特殊な要素(音楽と連動したプログラム、大型LED、花火との連動など)を組み込む場合は、さらにコストが上乗せされます。

加えて、地方開催や遠方での実施では、機材輸送やスタッフの出張にかかるコストも考慮が必要です。

したがって、ドローンショーを委託する場合は、事前に「予算規模に応じた演出が可能か」「必要な演出要素が費用内で対応可能か」「追加費用が発生する条件は何か」などをしっかり確認し、見積もりを複数社から取ることが、予算を最適化するためのポイントになります。

ドローンショーを開催する前には必ず、メリット・デメリットを確認しておきましょう。まだ、確認していない方は次章で詳しく説明しているので、ご参考ください。

開催前に確認しておきたいドローンショーのメリット・デメリット

開催前に確認しておきたいドローンショーのメリット・デメリット

ドローンショーにはメリットとデメリットの両面があります。ドローンショーを開催する前に、確認しておきましょう。

メリット

ドローンショーの主なメリットは、その革新的な演出効果と視覚的なインパクトです。従来の花火やライトショーとは異なり、ドローンを使用することで、立体的な演出や精密なシンボル、文字などを空中に描くことができます。これにより、視覚的な多様性が広がり、観客に新しい体験を提供可能です。

また、ドローンショーは環境への影響が少ないため、花火のような煙やゴミを出さず、再利用可能な機材を使用することでエコな側面もあります。これにより、地域のイベントや大型フェスティバルにおいても、環境保護の観点から魅力的な選択肢でしょう。

さらに、ドローンショーは場所を選ばずに開催することができるため、屋内外問わず多様な場所で実施できる柔軟性もあります。

デメリット

ドローンショーのデメリットは、設備投資と運営コストが高いことです。ドローン自体の価格やショーのために必要な特別な設備、専門的なプログラムの作成など、初期投資が大きくなる可能性があります。また、ドローンの操作には高度な技術を要すので、安全な運用のためには専門スタッフが必要です。

さらに、屋外で開催する場合は天候による影響を受けやすい点もドローンショーのデメリットとして挙げられます。風や雨、雷などの天候条件が悪化すると、ドローンの飛行が難しくなり、ショーを中止せざるを得ないことがあります。

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