レーザーカッター

【2026年最新】レーザーカッターとは? 種類と選び方、おすすめのメーカーを紹介

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現在は、硬い材質から柔らかい素材まで、さまざまな材料を使った製品が求められています。製品の多様化が進むほど、加工側には精度だけでなく、材料ごとの対応力も必要になります。

そうしたなかで、導入検討の対象になりやすいのがレーザーカッターです。レーザーカッターは非接触で加工するため、刃物で押し込む方式に比べてワークへの物理的な負荷を抑えやすく、繊細な形状にも対応しやすいという特徴があります。さらに、レーザーの種類や出力、加工条件を適切に選べば、樹脂や木材だけでなく、金属加工に対応できるケースもあります。

この記事では、レーザーカッターの基礎知識から選定時の考え方、さらに主要メーカーの特徴まで整理して解説します。設備導入や加工方式の見直しを検討している方は、比較の土台としてご活用ください。

目次

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2026/4/1更新 表記などコンテンツの一部修正

【2026年最新情報】レーザーカッターの進化と導入トレンド

レーザーカッターの比較軸は、この数年でかなり変わってきました。2026年時点では、単に「切れるかどうか」ではなく、高出力ファイバーレーザーによる対応領域の広がり、自動化との接続しやすさ、そして銅や真鍮など高反射材への対応力まで含めて評価される流れが強まっています。金属加工向け設備では、ファイバーレーザーを中心に、高出力化・自動化・材料対応力の強化が進んでいます。

トレンド①:金属加工では高出力ファイバーレーザー化がさらに進行

2026年の大きな流れのひとつが、厚板から薄板までをより高効率にカバーする高出力ファイバーレーザー機の拡大です。従来よりも高出力な機種が増えたことで、厚板加工の生産性向上だけでなく、薄板加工との両立もしやすくなっています。現在のレーザーカッター選定では、どの光源かだけでなく、どこまでの板厚・材質を安定して加工できるかがより重要になっています。

トレンド②:単体設備ではなく、自動化ラインの一部として選ばれる時代へ

レーザーカッターは、いまや単体で完結する設備ではなく、棚システム、ローダー、搬送ロボット、ベンディング設備、工場DX基盤とつながる前提で導入検討されるケースが増えています。そのため2026年の比較では、本体スペックだけでなく、自動化しやすさ、段取り削減、稼働率を上げやすいかまで確認することが大切です。

トレンド③:銅・真鍮など高反射材への対応力が差になりやすい

近年はEV、電装、精密部品などの需要拡大もあり、銅・真鍮・アルミといった高反射材や非鉄金属をどう安定加工できるかが、設備選定の差になりやすくなっています。鉄やステンレスだけでなく、将来的に扱う材料の広がりまで見越して機種を選ぶことが、失敗しにくい設備選定につながります。

レーザーカッターをこれから比較する場合は、価格や出力だけで判断するのではなく、加工したい材質・板厚、自動化との接続性、高反射材への対応力まで含めて見ておくことが重要です。2026年時点では、「よく切れる設備」を選ぶだけでなく、将来の製品構成や自動化計画まで支えられる設備かという視点が、以前よりも重要になっています。

5種類のレーザーカッターと特徴

レーザーカッターの種類と特徴

主なレーザーカッターの種類は以下の5種類です。

同じレーザー加工機でも、光源の違いによって得意な材料や用途は変わります。それぞれの特徴を順に整理します。

CO2レーザーカッター

CO2レーザーカッターは、炭酸ガスを用いたレーザー光源を採用する加工機です。波長は約10.6μmの赤外線領域で、木材、アクリル、紙、布、樹脂といった非金属材料との相性が良いことで知られています。

実際、CO2レーザーは非金属加工の現場で幅広く使われています。看板やディスプレイの製作、装飾品の加工、試作品の作成など、用途はかなり広めです。切断だけでなく、条件次第では彫刻や表面加工にも使いやすく、汎用性の高さが評価されやすい方式といえます。

CO2レーザーカッターの強みは以下の通りです。

CO2レーザーカッターの強み

  • 非金属材料の加工に向いている: 木材、アクリル、紙、布、樹脂などの加工で採用されることが多く、細かな形状にも対応しやすい
  • 非接触で加工できる: 材料に直接工具を当てないため、欠けや機械的な変形を抑えやすい
  • 用途の幅を持たせやすい: 切断に加え、彫刻や表面加工まで視野に入れやすい

CO2レーザーカッターの特性を活かしやすいワークの例は以下の通りです。

特性を活かしやすいワーク

  • 看板の制作:アクリルや木材を使った看板のカットや彫刻に向いています。
  • 装飾品の加工:アクリルや布などの精密な切り抜きに対応しやすく、意匠性が重視される用途でも使われます。
  • プロトタイプ制作:紙、樹脂、木材などを使った試作やモデル製作で活用しやすいです。

YAGレーザーカッター

YAGレーザーカッターは、Nd:YAG結晶を媒質とする固体レーザーを利用した加工機です。一般には1064nm付近の波長を用い、金属材料の加工やマーキング、溶接などで活用されてきました。

特徴は、高いピーク出力を活かしたパルス加工に対応しやすい点です。そのため、微細加工や精密加工が必要な場面では、今でも選択肢に入ることがあります。もっとも、現在の切断設備ではファイバーレーザーが主流になる場面も多く、YAGは用途に応じて位置づけを見極めたい方式です。

YAGレーザーカッターの強みは以下の通りです。

YAGレーザーカッターの強み

  • 高いピーク出力を活かしやすい:微細な加工や局所的な加工が必要な場面で使われる
  • パルス運転に対応しやすい: 細かな加工条件を組みやすく、高精度が求められる用途に向いている。
  • 金属加工との親和性がある: 金属部品の加工、マーキング、溶接などで採用されることがある

YAGレーザーカッターの特性を活かしやすいワークの例を紹介します。

特性を活かしやすいワーク

  • 金属部品の精密加工:寸法精度が重視される小型部品や精密部品の加工に向いている。
  • 装飾品やアクセサリーの製作:細かなデザインや刻印を再現したい場面で活用されることがある
  • 医療器具の製造:微細加工や高精度なマーキングが必要な部品で使われる場合がある

ファイバーレーザーカッター

ファイバーレーザーカッターは、希土類元素をドープした光ファイバーを媒質とするレーザー光源を使った加工機です。一般に1μm帯の波長で発振し、とくに金属材料の切断やマーキングで高い適性を発揮します。

現在の製造現場では、金属加工向け設備の中心的な存在として扱われることも少なくありません。板金加工、精密部品加工、大量生産ラインなど、導入される現場の幅も広く、設備選定の比較表ではまず候補に挙がりやすい方式です。

ファイバーレーザーカッターの強みは以下の通りです。

ファイバーレーザーカッターの強み

  • 金属加工に向いている:鋼板、ステンレス、アルミなどの加工で広く使われている
  • エネルギー効率が高い:消費電力を抑えやすく、設備全体の運用効率にもつながる
  • ビーム品質に優れる:焦点を細く取りやすく、精密な加工に対応しやすい
  • メンテナンス負担を抑えやすい:CO2レーザーと比べて、保守性に優れるケースがある

ファイバーレーザーカッターの特性を活かしやすいワークの例を紹介します。

特性を活かしやすいワーク

  • 金属板の切断:板金加工や構造部材の切断で広く活用されている
  • 精密部品の製造:電子機器、医療機器、産業機械向けの精密部品加工に向いている
  • マーキングを伴う加工:製品識別やトレーサビリティ対応のためのマーキング工程でも使われる

ディスクレーザーカッター

ディスクレーザーカッターは、薄いディスク状の固体媒質を用いるレーザー光源を採用した加工機です。高いビーム品質と熱管理性を両立しやすく、金属加工の分野で検討対象になることがあります。

高出力化と安定運転に向いた設計で、厚板加工や高精度加工、連続運転が前提となる現場で候補になりやすい方式です。派手に語られることは多くないものの、要求条件が厳しい加工ではしっかり比較に残るタイプといえます。

ディスクレーザーカッターの強みは以下の通りです。

ディスクレーザーカッターの強み

  • 熱管理に優れる:高出力運転時でも安定した加工品質を確保しやすい構造
  • ビーム品質が高い:精密加工や高品質な切断面が求められる場面で強みがある
  • 連続運転に向いている:長時間稼働が前提となる生産ラインでも活用しやすい
  • 金属加工で高い性能を発揮しやすい:厚板や高精度加工が求められる用途で候補

ディスクレーザーカッターの特性を活かしやすいワークの例を紹介します。

特性を活かしやすいワーク

  • 自動車部品の加工:強度や加工精度が求められる金属部品の加工に向いてる
  • 航空宇宙部品の製造:複雑形状や高精度が必要な部品で採用されることがある
  • 医療機器の精密加工:高品質な切断や微細加工が必要な部品に適している

半導体レーザーカッター

半導体レーザーカッターは、半導体素子を利用したレーザー光源を用いる加工機で、一般にはダイオードレーザーとも呼ばれます。小型化しやすく、エネルギー効率に優れるのが大きな特徴です。

装置構成によって得意分野は変わりますが、比較的小型の装置、軽加工、マーキング、特定材料への局所加工などで活用されることがあります。大型の切断設備というより、用途を絞って活かすイメージのほうが実態に近いでしょう。

半導体レーザーカッターの強みは以下の通りです。

半導体レーザーカッターの強み

  • コンパクトな設計がしやすい:設置スペースに制約がある環境でも導入しやすい場合あり
  • エネルギー効率が高い:電気から光への変換効率に優れ、省エネ設計につなげやすい
  • 応答性に優れる:微細な制御や高速応答が求められる用途で活かせる場合あり

半導体レーザーカッターの特性を活かしやすいワークの例を紹介します。

特性を活かしやすいワーク

  • 電子部品のマーキング:シリアル番号やコードの印字、識別表示などに使われることがある
  • 樹脂系材料の加工:条件が合えば、軽加工や局所加工に活用される場合がある
  • 布製品や軽加工用途:素材や出力条件によっては、布材や薄物の加工で使われることがある

レーザーカッターを活用するメリット

レーザーカッターの強み

レーザーカッターを活用する主なメリットは以下の3点です。

もちろん、どの機種でも同じ効果が得られるわけではありません。ただ、条件が合えば、加工品質と生産性の両立を狙いやすいのは確かです。

高い精度と細かいディテールの実現

レーザーカッターは、集光したレーザービームで加工するため、細い切断線や細部の再現が求められる場面に向いています。コンピュータ制御と組み合わせることで、複雑な形状や繊細なパターンにも対応しやすくなります。

この特性が活きる場面は以下の通りです。

  • 電子部品の精密加工:微細なパターンや狭ピッチ加工が必要な部品で活用される
  • 医療機器の製造:高い寸法精度や再現性が求められる部品で有効
  • 装飾品や意匠性の高い加工:複雑な形状や細かなディテールの再現に向いている

要求精度が高い現場ほど、この特性は設備選定の差になりやすいポイントです。

多様な材料への適応性

レーザー加工は便利ですが、一台ですべてに最適というわけではありません。逆にいえば、CO2、ファイバー、YAG、ディスク、半導体といった光源ごとの違いがあるからこそ、対象材料や用途に合わせた選定がしやすいともいえます。

このメリットが活きる場面は以下の通りです。

  • 新製品の試作開発:材料や加工条件を変えながら検証したい場面で活用しやすい
  • 多品種少量の加工:材料や形状が頻繁に変わる現場でも柔軟に対応しやすくなる
  • 看板、装飾品、部品加工などの複合用途:加工内容に応じた設備選定を行うことで、対応領域を広げやすくなる

材質だけでなく、切断・彫刻・マーキングのどれを重視するかまで整理しておくと、選定の精度が上がります。

素材へのダメージが少ない

レーザーカッターは、刃物や工具を直接ワークに押し当てる方式ではありません。そのため、材料への機械的な圧力を抑えやすく、割れや欠け、変形といった物理的ダメージを低減しやすいという特徴があります。

ただし、ここで注意したいのは、ダメージがまったく発生しないわけではないことです。機械的な負荷は抑えやすい一方で、熱による影響は別途考慮する必要があります。

このメリットが活きる場面は以下の通りです。

  • 電子部品の加工:物理的な負荷を避けたい微細加工で有効
  • 複雑なデザインやデリケートな材料を使ったアート作品や装飾品の製作:繊細な形状を保ちながら加工しやすい
  • 医療機器の製造:寸法精度と表面品質の両立が求められる場面で活用される

レーザーカッターを活用するデメリット

レーザーカッターの注意点

レーザーカッターには以下のデメリットもあります。

導入を成功させるには、メリットだけでなく、こうした制約も含めて評価することが大切です。

高い設備投資と運用コスト

レーザーカッターは、一般に初期導入費用が高くなりやすい設備です。さらに、光源、制御装置、安全設備、集塵、補助ガス、保守といった周辺要素まで含めると、実際の運用コストは機種ごとにかなり差が出ます。

以下の項目について費用が求められます。

  • 初期費用
  • レーザー発振器
  • 制御システム
  • 安全設備
  • 運用コスト
  • エネルギー消費
  • 定期的な保守・メンテナンス
  • 消耗部品の交換
  • 操作に必要な専門技術者のトレーニング

とくに新規導入では、本体価格だけを見て判断すると後でギャップが出やすくなります。設備価格、保守、教育、消耗品まで含めた総コストで見ておく方が安全です。

このデメリットを軽減する方法は以下の通りです。

デメリットの軽減方法

  • リースやレンタルの利用:初期投資を分散しやすくなる
  • トータルコストの評価:導入費だけでなく、運用費や保守費まで含めて比較することが重要

設備価格だけではなく、立ち上げ後の運用まで見据えて判断しましょう。

材料による制限

レーザーカッターは幅広い材料に対応できる一方で、すべての材料や条件に万能ではありません。材料の反射率、厚み、熱特性、発煙性などによって、適した光源や加工条件は変わります。

例えば、以下のような点は事前確認が必要です。

  • 高反射材は、機種や発振器によって適性差が出る
  • 一部のプラスチックや繊維は、焼けや有害ガスに注意が必要
  • 厚板は、出力や加工条件によって切断品質が大きく変わる

このデメリットを軽減する方法は以下の通りです。

デメリットの軽減方法

  • 適切な機種の選定:加工対象の材料、板厚、用途に合った設備を選ぶことが重要
  • 試作の実施:新材料や新製品については、テスト加工で適性を確認しておくと安心

レーザーカッターは種類によって得意な材料が異なります。機器選定と条件設定を適切に行えば、対応できる範囲は大きく広がります。

また、材料によっては補助ガスや治具、集塵設備まで含めて検討することが重要です。

熱による影響

レーザー加工は熱加工である以上、熱影響ゾーン(HAZ)の発生は避けられません。材料によっては、焼け、変色、反り、寸法変化などが起こる場合があります。

とくに、熱に敏感な材料や精密部品では、この熱影響がそのまま品質問題につながることもあります。ここは、レーザーだから精密で安心と単純化せず、材料との相性を見ながら判断すべき部分です。

このデメリットを軽減する方法は以下の通りです。

デメリットの軽減方法

  • 加工条件の最適化:出力、速度、焦点、補助ガスなどを調整して熱影響を抑える
  • 素材の選択:材料に応じた条件設定を行い、熱の影響を抑えやすい組み合わせを探る

熱影響を完全になくすことはできません。ただ、条件設定や補助装置の活用によって、リスクを実務上許容できる範囲まで下げることは可能です。

レーザーカッターの選び方|5つの選び方の基準

レーザーカッターの選び方

レーザーカッターは以下5つの基準で選定するのがおすすめです。

カタログスペックだけではなく、現場条件と照らし合わせて選ぶことが重要です。

加工する素材の種類

まず確認したいのは、何を加工したいのかです。レーザー加工機は、光源の違いによって得意な材料が変わります。最初にここを曖昧にすると、後の比較がぶれやすくなります。

各タイプのレーザーカッターと、一般的に相性が良い素材の例は以下の通りです。

CO2レーザーカッター

  • アクリル:比較的きれいな切断面が得られやすい
  • 木材:切断や彫刻に対応しやすい

YAGレーザーカッター

  • 金属:マーキングや精密加工で使われることがある
  • セラミック:条件によって微細加工に使われる場合がある

ファイバーレーザーカッター

  • 鋼板:切断効率に優れ、板金加工で広く使われる
  • アルミや銅など:機種や条件によって対応可能な場合がある

ディスクレーザーカッター

  • 金属シート:高精度加工に向く
  • 高反射材:機種や条件によって候補になる場合がある

半導体レーザーカッター

  • 樹脂系材料:軽加工やマーキングで使われることがある
  • 薄物材料:小型装置で対応しやすい場合がある

材質だけでなく、切断なのか、彫刻なのか、マーキングなのかまで含めて整理しておくと、選定精度は上がります。

加工する素材の大きさ

加工対象のサイズも重要です。設備ごとにテーブルサイズ、搬送方式、可動範囲が異なるため、ワーク寸法に合った機種を選ばなければ、せっかくの設備も使い勝手が悪くなります。

ここで挙げたレーザーカッターの種類ごとに、大きな素材と小さな素材に適したものを記載します。

まず大きな素材を加工するのに向いているレーザーカッターは以下の2種類です。

CO2レーザーカッター

  • 大きな作業エリアを持つ機種では、板材やシート材の加工に対応しやすい
  • 非金属材料を大判で加工したい用途で選ばれることがある

ファイバーレーザーカッター

  • 金属シートの大判加工や量産用途で広く使われている
  • 板金加工ラインとの連携を前提に選ばれることが多い

次に、小さな素材を加工する際は以下の2種類を利用することが多いです。

半導体レーザーカッター

  • 小型装置での精密加工や軽加工に向く場合がある
  • 小さな部品や微細加工に対応しやすい

YAGレーザーカッター

  • 小型部品や精密加工で使われることがある
  • 微細な加工条件を重視する用途で選ばれる場合がある

最終的には、レーザーの種類だけでなく、機械サイズや可動範囲も含めて判断する必要があります。

加工する素材の厚み

材料の厚みも、見落とせない選定ポイントです。レーザーの種類だけでなく、出力、加工条件、補助ガスの設定も切断能力に大きく関わります

厚い素材を加工する際に候補になりやすい例は以下の通りです。

ファイバーレーザーカッター

  • 金属厚板の加工で主力候補になりやすい
  • 出力条件によって厚板対応力が変わる

ディスクレーザーカッター

  • 高出力とビーム品質を活かし、厚板加工の候補になる
  • 高精度と安定性を重視する用途に向く場合がある

次に、薄い素材を加工する際は以下の2種類が利用されることが多いです。

CO2レーザーカッター

  • 紙、布、樹脂、木材などの薄物加工に向いている
  • 非金属材料の精密加工で使われることが多い

半導体レーザーカッター

  • 薄物や軽加工で使われることがある
  • 小型部品の加工条件に合わせやすい場合がある

厚板に対応できる設備が、そのまま薄物加工にも最適とは限りません。対象材の厚みレンジに合った設備を選ぶ視点が重要です。

設置場所の広さ

レーザーカッターを選ぶ際は、設置スペースも必ず確認しておきたい項目です。設備本体だけでなく、安全カバー、集塵機、補助ガス設備、材料の搬送スペースまで含めて考える必要があります

広い設置場所が必要になりやすいレーザーカッターは以下の2種類です。

CO2レーザーカッター

  • 大判加工向けの機種では比較的大きなスペースが必要になる
  • 非金属の大物ワークを扱う用途では周辺スペースも必要になりやすい

ファイバーレーザーカッター

  • 板金加工向けの大型機や自動化設備付きの構成では、広いスペースが必要になる
  • ストッカや搬送装置と組み合わせる場合はさらに面積が必要になる

狭い設置場所でも導入しやすいのは以下の2種類の傾向があります。

半導体レーザーカッター

  • 小型装置として構成しやすく、限られたスペースでも導入しやすい場合がある
  • 小規模加工や局所加工向けで候補になりやすい

ディスクレーザーカッター

  • 光源の種類だけでは一概に決まらないものの、用途や構成によっては高性能と省スペースの両立を図れる場合がある
  • 設備構成次第で小〜中規模の加工場でも検討しやすい

設置性は、レーザーの種類だけで決まるものではありません。設備構成全体で見て判断することが大切です。

ここまで見てきた選定軸を踏まえると、実際の導入検討ではメーカーごとの得意領域や周辺自動化の考え方まで見ておくと比較しやすくなります。

価格

レーザーカッターの価格は、光源、サイズ、出力、加工対象、制御機能、自動化の有無によって大きく変わります。

たとえば、小規模用途のCO2レーザーカッターには比較的導入しやすい価格帯の機種もあります。一方で、産業用のファイバーレーザーカッターや高機能機では、相応の投資が必要になります。

ただ、価格だけで選ぶのは危険です。目的に合わない設備を導入してしまうと、加工品質、生産性、運用負荷のどこかで無理が出ます。結果として、投資回収が長引くケースも珍しくありません。

大切なのは、価格の高低ではなく、技術要件、加工対象、必要精度、生産量、自動化の必要性まで含めて比較することです。レーザーカッターの選定では、導入目的を満たしたうえで、トータルコストを抑えやすい機種を選びましょう。

レーザーカッターを製造するおすすめのメーカー

レーザーカッターを製造する企業

板厚・材質・自動化要件・稼働率のバランスによって、最適な設備は変わります。ここでは、主要メーカーの技術特長と代表機種を整理しました。要件定義や比較検討の起点として活用してください。

※JET-Roboticsの問い合わせフォームに遷移します。
一部の会社とは正式な提携がない場合がありますが、皆さまに最適なご案内ができるよう努めています。

アマダ / AMADA

会社名 アマダ / AMADA
設立年 1948年
本社 神奈川県伊勢原市石田200
概要 金属加工機械の総合メーカー

アマダは、金属加工機械の総合メーカーです。ビーム制御や駆動技術に加え、金型、ソフトウェア、自動化まで含めた一体提案に強みがあります。

代表機種はVENTIS-AJREGIUS-AJENSIS-AJです。厚板から薄板まで高速と高品位を両立しやすいビームモード制御と、周辺自動化の拡張性が選定の自由度を高めます

三菱電機 / Mitsubishi Electric

会社名 三菱電機 / Mitsubishi Electric
設立年 1921年
本社 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル
概要 インフラ、自動車機器、ロボット, 半導体、ビル、家電などのメーカー

三菱電機は、インフラ、FA、ロボット、自動車機器、半導体関連など、幅広い事業を展開するメーカーです。レーザー加工機では、自社発振器、ビーム制御、CNC制御を組み合わせた提案に強みがあります。

ラインアップはGX-F ADVANCEDRX-FSR-Fです。材料や板厚ごとにビーム特性を最適化しやすく、切断品質とタクトのバランスを取りやすい点が強みです

ヤマザキマザック / Yamazaki Mazak

会社名 ヤマザキマザック / Yamazaki Mazak
設立年 1919年
本社 愛知県丹羽郡大口町竹田1-131
概要 工作機械大手

ヤマザキマザックは、工作機械分野で広く知られるメーカーです。レーザー加工機では、高出力ファイバーやDDL技術に加え、自動化設備との連携も含めた提案を行っています。

主な機種はOPTIPLEX 3015 NEOOPTIPLEX 3015 FIBER、パイプ・形鋼向けFG-220 DDLです。DDL採用機と自動化ソリューションの親和性により、厚板高速から薄板高品位まで生産性を引き上げやすい構成を取りやすいです

村田機械 / Murata Machinery

会社名 村田機械 / Murata Machinery
創業年 1935年
本社 京都市伏見区竹田向代町136
概要 総合機械メーカー

村田機械は、総合機械メーカーとして、板金加工と工場内物流を組み合わせた自動化提案に強みがあります。とくに、タレットパンチや自動倉庫との連携まで含めた一貫レイアウトを考えやすい点は大きな特徴です。

主力はファイバレーザ切断機LSシリーズ(LS3015 など)です。搬送・在庫・加工を一体でレイアウトしやすく、省人化と稼働率向上を同時に狙いやすいメーカーです

導入などでお困りでしたら以下からお気軽にご相談ください。

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一部の会社とは正式な提携がない場合がありますが、皆さまに最適なご案内ができるよう努めています。

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