レストランロボット

レストランロボットのIC
飲食業界で深刻化する人手不足や、より効率的な店舗運営へのニーズが高まる中、「レストランロボット」が新たな解決策として注目を集めています。

配膳から調理まで、一部の店舗では接客にも活用されるなど、その活躍の場は広がりつつありますが、「導入の価格は?」「自店舗に合うロボットは?」「どんな種類があるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、そんなレストランロボットの基本から種類別の特徴、価格相場、そして導入で失敗しないための選び方のポイントまで、専門的な視点から徹底解説します。

また、ご不明点がございましたら、以下からお気軽にお問い合わせください。

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目次

レストランロボットとは? メリット・デメリットや活用例などを解説

レストランロボットとは?

「レストランロボット」とは、飲食店の厨房やホールで、人間の代わりに、あるいは人間をサポートする形で様々な業務を自動で行うロボットの総称です。

深刻化する人手不足への対応、業務効率の向上、そしてお客様への新しいサービス体験の提供といった目的で、近年急速に注目が高まっています。

具体的には、料理や飲み物を運ぶ「配膳ロボット」、揚げ物や盛り付けなどを行う「調理ロボット」、お客様の案内や注文受付を担う「案内ロボット」、さらには設定されたレシピに基づいて様々な種類の飲料を自動で調合し、提供する「ドリンクロボット」など、その種類は多様にあります。

単に作業をこなすだけでなく、AI(人工知能)技術の進化により、より複雑な判断やお客様とのコミュニケーションが可能な機種も登場しています。

レストランロボットのメリット・デメリットを解説

まずは、レストランロボットの特徴として、導入した際のメリットとデメリットを確認していきましょう。

メリット

  • 人手不足の解消とコスト削減
  • 業務効率化と生産性向上
  • ヒューマンエラーの削減と品質安定化
  • 非接触対応による衛生的・安全性の向上
  • エンターテイメント性と集客効果

一方で、デメリットとしては以下が挙げられます。

デメリット

  • 導入・維持コスト
  • 柔軟な対応の難しさ
  • 人間ならではの温かみの欠如
  • 故障時のリスクと対応

これらのメリットとデメリットを総合的に比較し、自店舗の課題や目指すサービス、そして予算などを考慮した上で、レストランロボットの導入を検討することが重要です。

デメリットとして挙げられた点をどのように工夫してカバーするか、あるいは人間のスタッフとの役割分担をどう最適化するかが、導入後の満足度を左右するポイントと言えるでしょう。

全ての業務をロボットに任せるのではなく、強みを活かせる部分に導入し、人間ならではの温かいサービスと組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。

活用されている場面は? レストランロボットの具体的な活用例を紹介

レストランロボットは、それぞれがさまざまなシーンで活用されています。以下で具体的な活用例をご紹介します。

  • 配膳・下げ膳
    お客様のテーブルまで料理を運んだり、食事が終わった食器を回収したりします。
  • 調理
    揚げ物、炒め物、麺ゆで、盛り付け、ソフトクリームの提供など、特定の調理工程を自動化します。
  • 案内・受付・注文
    お客様を席まで案内したり、受付業務を行ったり、タブレットと連携して注文を受け付けたりします。

    ※案内ロボットやタブレットと連携した注文受付システムは、一部の店舗でのみ導入されています。

  • 清掃
    営業終了後やお客様の入れ替え時に、床などを自動で清掃します。
  • エンターテイメント
    簡単な会話をしたり、音楽に合わせてパフォーマンスをしたりして、お客様を楽しませます。

これらの活用例はあくまで一部です。技術の進歩とともに新たなレストランロボットが登場し、活躍の場はさらに広がっていくでしょう。

ここまでで、レストランロボットの基本的な概要や活用例をイメージしていただけたと思います。次は、具体的な種類を見ていきましょう。

種類ごとにレストランロボットを解説

レストランロボットを種類ごとに解説

レストランロボットには用途や機能によってさまざまな種類があります。ここでは代表的なものをピックアップし、それぞれの特徴、ほかのロボットと比較した際のメリット・デメリットを解説していきます。

配膳ロボット

配膳ロボットは、人に代わって料理やドリンクをテーブルまで届けるロボットです。多くはセンサーやマッピング機能を搭載しており、自動で店内を走行しながら目的地まで運搬することができます。メリットとしては次のような点が挙げられます。

メリット

  • スタッフの移動時間を削減し、サービス全体の効率を上げる
  • 重い料理や複数の皿を一度に運べる
  • 人為的なミスや配膳忘れを減らせる

一方で、デメリットには以下のような点があります。

デメリット

  • 導入コストが高く、店内のレイアウトにも制限が出る
  • 障害物や段差への対応がまだ完全ではない場合がある
  • トラブルが起きた際、スタッフのフォローが不可欠

配膳ロボットについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

調理ロボット

調理ロボットは、麺を茹でたり焼き物を行ったりと、厨房での調理作業を自動化するロボットです。加熱時間や食材の量を正確に管理できるため、安定した品質を保ちやすいという特徴があります。メリットの例としては、次のような点があります。

メリット

  • 調理精度が均一で、料理の品質のバラつきを減らせる
  • 衛生管理が容易になり、食中毒リスクを低減
  • 高温や重労働からスタッフを解放できる

デメリットは、以下のような点です。

デメリット

  • メニューの変更や特殊な食材への対応が難しい場合がある
  • 導入時に厨房レイアウトの改修が必要になることもある
  • 高度なメンテナンスを要し、費用がかさむ

調理ロボットについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

案内ロボット

案内ロボットは、音声やタブレット画面などを介して顧客対応を行うロボットです。注文受付やメニュー案内、簡単なトークなど、店内のエンターテイメント性を高める活躍が期待され、導入されることが多いです。以下のようなメリットが考えられます。

メリット

  • 話題性が高く、SNS等で拡散されやすい
  • スタッフの接客負担を軽減し、人手不足を補う
  • 多言語対応を組み込むことでインバウンドにも対応可能

デメリットには以下が挙げられます。

デメリット

  • 対面接客の温かみや柔軟な対応が難しい
  • 故障時やシステムエラー時はサービスが停滞しやすい
  • ハード・ソフト双方のアップデートコストが発生

案内ロボットについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

ドリンクロボット

ドリンクロボットは、カクテルやソフトドリンクなど、設定されたレシピに基づいて様々な種類の飲料を自動で調合し、提供するロボットです。バーカウンターやレストランのドリンクコーナー、ホテルのラウンジなどで、迅速かつ正確なドリンク提供を実現するために導入が進んでいます。メリットとしては以下があります。

メリット

  • 深夜帯や繁忙時間帯でも安定したドリンク提供が可能となり、人手不足解消に貢献する
  • レシピ通りの正確な計量で、常に均一な味のドリンクを提供し、品質を維持できる
  • ロボットによるパフォーマンスがエンターテイメント性を高め、顧客の満足度向上や話題性を生む

ただし、デメリットとしては以下が挙げられます。

デメリット

  • 導入費用が高額になる場合があり、設置スペースの確保も必要となる
  • 提供できるドリンクの種類や、氷の量、甘さの調整など細かなカスタマイズに限界がある
  • 材料の補充、定期的な洗浄やメンテナンスを怠ると、衛生面や故障のリスクが高まる

ドリンクロボットについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

このように、レストランロボットは配膳や調理、接客、など多岐にわたる分野で導入が進んでいます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、最適なロボットを選ぶことが大切です。

種類ごとの特徴を把握できたところで、次は費用面を見ていきましょう。導入のハードルになる「価格」に関して、どのような要素が影響するのか解説していきます。

レストランロボットの価格は? 価格に影響する要因とともに解説

レストランロボットを種類ごとに解説
レストランロボットの導入を検討する上で、最も気になるのが「価格」でしょう。ロボットの種類や機能、性能、そして購入かレンタルかといった導入形態によって、価格は変動します。

この章では、各種レストランロボット(配膳、調理、案内、ドリンクロボット)の購入費用とレンタル・リース費用の目安を解説します。

※以下の価格はあくまでも目安です。正確な情報はメーカー等にお問い合わせをお願いいたします。


ロボットの種類
導入形態 価格帯 備考
配膳
ロボット
購入 約150万円~400万円程度/台 高性能なものや大型のものはこれ以上の価格になることもあります。
レンタル・リース 月額 約5万円~15万円程度 契約期間やサポート内容によって変動します。
調理
ロボット
購入 数百万円~数千万円以上 自動化する調理工程や規模によって価格差が大きいです。
比較的単純な作業を行うもので数百万円から。
レンタル・リース 都度見積もり(種類や期間により大きく異なる) 具体的な価格はメーカーや機種、契約内容によってお問い合わせください。
案内
ロボット
購入 数十万円~数百万円以上 比較的小型でシンプルな機能のものは数十万円から。
高度なAIやコミュニケーション機能を持つものは数百万円以上。
レンタル・リース 月額 約数万円~数十万円程度 契約期間、搭載機能(AIの性能、対応言語数等)、サポート内容(ソフトウェア更新頻度等)によって変動します。
ドリンク
ロボット
購入 約300万円~数千万円以上 提供可能なドリンクの種類・数、調合の複雑さ、カスタマイズ性、搭載機能(自動洗浄、決済連携等)により価格は大きく変動します。
レンタル・リース 月額 約20万円~数十万円程度 契約期間、機種の性能(提供ドリンク数、提供速度等)、サポート内容(材料補充の連携、メンテナンス体制等)により変動。

次に、これらの価格を変動させる要因を解説します。貴社に適したレストランロボットを導入するために是非、ご参考ください。

価格に影響する要因

上記の価格を変動させる主な要因は以下のようなものです。

  • 機能・性能
    搭載されているセンサーの種類や数、AIの精度、一度に運べる量、調理の複雑さ、対応言語数など、機能や性能が高いほど価格も上昇する傾向です。
  • サイズ・耐久性
    大型で堅牢な作りのものは高価です。
  • カスタマイズ性
    店舗の特定のニーズに合わせてカスタマイズする場合、追加費用が発生することがあります。
  • サポート体制
    導入時の設定サポート、定期メンテナンス、故障時の対応などのサポート内容が充実しているほど、価格に含まれるコストも高くなる場合があります。

これらの要因は、それぞれが独立して価格に影響を与えるだけでなく、しばしば相互に関連し合います。

例えば、高性能なロボットに店舗独自の高度なカスタマイズを施し、さらに24時間体制の手厚いサポートを付帯させれば、当然ながら価格は大きく上昇するでしょう。

そのため、レストランロボットの導入を検討する際には、単に個々の機能や価格を比較するだけでなく、自店舗が抱える課題、目指すサービスの質、そして長期的な運用を見据えた費用対効果を総合的に評価し、最適なバランスを見極めることが重要です。

初期費用だけでなく、ランニングコストや将来的な拡張性も考慮に入れて、賢明な投資判断をしましょう。

選定ポイントを解説! レストランロボットの選び方

レストランロボットを種類ごとに解説

レストランロボットは、機能や目的に合わせて適切な機種を導入することが欠かせません。ここからは、特に重要な選定ポイントを3つ紹介します。

調理や食材管理の衛生性と安全機能を最優先に確認

レストランロボットの選定ポイントとして、まず挙げられるのが調理や食材管理の衛生性と安全機能です。これは、ロボットの素材、清掃のしやすさ、温度管理機能などの要因によって左右されます。

もしこの点を軽視してしまうと、衛生問題や食中毒を起こしてしまい、顧客の信頼を失う恐れがあります。特に、調理ロボットや盛り付けロボットなど食材を直接扱う機器を導入する場合には欠かせない視点です。

店舗のレイアウトや配膳ルートに合わせたロボット選定

次の選定ポイントとして、店舗のレイアウトや配膳ルートに合わせてロボットの移動方式や大きさを最適化することが重要です。店の床面積やテーブル配置、運搬する料理の容量などが、この点を左右します。

もし考慮せずに導入すると、通路での渋滞が頻発したり、スタッフとの衝突が増えたりして、サービスの停滞につながるリスクがあります。特にピークタイムで混雑しやすい大型店舗などでは、一度に多くの料理を運ぶ必要性が高くなるため、導入機種の選定には注意が必要です。

店舗コンセプトやサービススタイルに合ったデザイン・インタラクション機能を重視

最後に、店舗のコンセプトやサービススタイルとマッチするデザインやインタラクション機能を意識することも、レストランロボットの選定では大切です。ロボットの外観や音声・画面での接客機能、キャラクター性などの要素が、この選定を左右するカギとなります。

もし雰囲気にそぐわないロボットを導入してしまうと、顧客に違和感や不快感を与え、せっかくのサービスが逆効果になる危険性があります。特にテーマ性の高いレストランや、顧客体験を重視する店舗では、この点を深く検討する必要があるでしょう。

上手に雰囲気とフィットさせることができれば、エンターテイメント性が高まり、SNSで話題になるなど、リピーター獲得の好循環を生み出す可能性があります。

おすすめのレストランロボットメーカー・代理店を紹介!

レストランロボットを種類ごとに解説

ここからは、レストランロボットのおすすめメーカー・代理店を紹介します。各メーカー・代理店の概要や強み、代表的なレストランロボットとその特徴などを整理しましたので、ぜひ参考にしてください。

また、ご不明点がございましたら、以下からお気軽にお問い合わせください。

※JET-Roboticsの問い合わせフォームに遷移します。
※一部会社とは提携がない場合がありますが、ユーザー様に最適なご案内ができるよう努めています。

配膳ロボットのメーカー

ロボットバンク / RobotBank

会社名 ロボットバンク / RobotBank
設立年 2022年
本社 東京都新宿区市谷田町1丁目10番地 プライム市ヶ谷ビル6F
概要 AIシステムの受託開発・導入コンサルティングやロボットに関する研究開発、製造、販売事業など

東京都新宿区に本社があるロボットバンクは2022年に設立されました。AIシステムの受託開発、導入コンサルティングやロボットに関する研究開発、製造、販売事業、ロボットDXソリューション事業などに取り組んでおり、各国にあるネットワークを駆使して先端技術の導入や企業の生産性革新を推進できることが強みです。

同社が提供する配膳ロボット「RISU-PLUS(リスプラス)」「RISU-BOT(リスボット)」は、15.6インチ・フルHD(1920×1080ピクセル)の高解像度大型ディスプレイを搭載し、広告や案内表示による情報発信が可能です。

配膳業務を行いながら、顧客へのプロモーションやサービス案内も同時に実現でき、業務効率化と顧客体験の向上に貢献します。

さらに、RISUシリーズは独立サスペンションによる振動低減、3D立体認識技術(RGBDカメラ2台)による高精度な障害物回避、最大4層の大型トレイによる大容量配膳など、走行の安定性と柔軟なカスタマイズ性が強みです。

導入事例としては、飲食店やホテルなどで配膳・配送業務の効率化や、店内プロモーション用途での活用が進んでいます。

ロボパス / RoboPath

会社名 ロボパス / RoboPath
設立年 2024年(創業)
本社 東京都港区海岸1-2-20汐留ビルディング3階
概要 サービスロボット・AIソリューションの開発・販売

ロボパスはAIとロボットをシームレスに連携させたソリューションで人口減少に伴う労働人口問題を解決し、持続可能な社会の実現を後押しするために活動している会社です。ホテル・病院・工場・オフィス・タワーマンションなどさまざまな利用シーンに合わせたロボットを提供しています。

配膳ロボットとしては、多機能ロボット「UP」を展開しています。移動と機能、上下2つに分かれており、上部のユニットを交換することによってさまざまな機能を提供することが可能です。独自のモジュールを活用し、EVに2か所設置するだけで即時連携が可能になるため、EV連携が容易にできます。EVの種類を選ばないので、導入側の負担は少ないです。

ホテル、病院、倉庫などが利用想定シーンで、The Park Front Hotel at USJ、熱海パールスターホテルやTMG田園調布中央病院などに導入事例があります。また、グローバルのホテルブランドにも数多く採用されており、日本のホテルのほか、シンガポール、ドバイ、フランス、韓国でも導入実績があります。

OrionStar Robotics / オリオンスターロボティクス

会社名 OrionStar Robotics / オリオンスターロボティクス
設立年 2016年
本社 北京市朝阳区三間房南里7号万東科技文創園11号棟
概要 サービスロボットのメーカー

オリオンスターロボティクスは、2016年9月に設立されたAIサービスロボット企業です。人工知能技術に基づいて次世代AIロボット製品を開発し、繰り返し作業から人間を解放し、仕事と生活をよりスマートで有意義にすることを目指しています。

同社は、「LuckiBot」という配膳ロボットを扱っています。このロボットは自律走行タイプのサービスロボットで、高度なオートパイロット技術を使用して安全かつ効率的な配膳サービスを提供しています。

3Dマップ作成機能、自動ナビゲーション、障害物回避機能を備え、最大積載量40kgで、一回の巡航で4つのテーブルに配膳可能です。

オリオンスターロボティクスのロボットは、韓国ソウルのレストランや、ホスピタリティ業界などで導入事例があります。

高品質で導入しやすく、故障率が低いこと、優れたアフターサービスが提供されていることが評価されており、さらに世界40カ国以上に48,000台以上のロボットを展開し、5億人以上の人々にサービスを提供しています。

SOCIAL ROBOTICS / ソーシャルロボティクス

会社名 SOCIAL ROBOTICS / ソーシャルロボティクス
設立年 2015年
本社 東京都八王子市美山町2161-21
概要 移動ロボット台車「BUDDY」を開発・製造・販売するメーカー

ソーシャルロボティクスは、配膳ロボット「BUDDY」を開発・製造・販売している、2015年に日本で設立されたメーカーです。菊池製作所の関係会社であり、本社は東京都八王子にあります。

小規模ベンチャーではあるものの、中規模量産、全国ネットでの保守網を構築済みであることがメーカーとしての強みのひとつです。

ソーシャルロボティクスの配膳ロボット「BUDDY」は、純国産製として、開発から製造までをすべて国内で行っており、料理や飲み物の配膳はこぼさずに遂行できることはもちろんのこと、お客様退店後の下膳も可能であるため、汎用性もあります。

BUDDYはすでに居酒屋やカフェ、焼肉店への導入実績があります。例えばカフェへの導入事例では、費用対効果として、1日10時間稼働して100稼働、1時間で10組程度のお客様への配膳ができたという測定結果があります。

Bear Robotics / ベアロボティクス

会社名 Bear Robotics / ベアロボティクス
設立年 2017 年
本社 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
概要 「Servi」シリーズで日本のファミレス・居酒屋にも普及

ベアロボティクスは、シリコンバレー発のスタートアップとして LiDAR・3Dカメラを用いた自律走行技術とクラウド型 Fleet Control Suiteで多数台を協調運用するプラットフォームを持ち、ソフトバンクロボティクスとの戦略提携を通じて日米韓など世界市場へ展開する機動力と導入実績を強みとするメーカーです。

同社のレストランロボットである「Servi」は、3段トレイで 最大66 lbs(約30 kg) を運びながら、LiDAR+カメラで人や障害物をリアルタイム回避し、1 回の充電で最長 12時間の連続サービスとクラウド分析による稼働データ可視化を両立できる点が特徴です。

同製品は、フルサービスレストランやフードコートをはじめ、高齢者向けコミュニティやホテル宴会場など 飲食・ホスピタリティ/シニアリビング業界の配膳・下げ膳工程に導入されています。

調理ロボットのメーカー

服部工業 / HATTORI KOGYO

会社名 服部工業 / HATTORI KOGYO
創業年 1885年
本社 愛知県岡崎市羽根町字若宮30番地
概要 大量調理機器のトップメーカー

服部工業は多岐の事業体に分かれることで、その時代にあった「社会のお困りごと」をビジネスによって解決することを目指し、経験のない分野でも挑戦してきた会社です。「食の幸せを人々に」をミッションに、「長くお客様の役に立ち、価値のある」製品、そしてサービスをお客様に届けてきました。

調理ロボットとしては「ロボット回転釜 OMNI」を展開しています。味付けから洗浄まで全自動なので、誰でも使えて、プロの味を再現できるのが特徴です。既製品から「手作り感」あるメニューが作れ、商品満足度の向上を期待できるほか、スタッフを鍋ふりなどの重労働から解放することができます。

マリオットアソシアホテル「中国料理 梨杏」の初代料理長を務め、著名人からも支持される実力派シェフ・木下貞三氏も高く評価。木下氏監修の特製OMNI専用ソースが開発され、導入店舗でも好評を得ています。服部工業では、OMNIの導入支援にとどまらず、その先のメニュー開発や調理まで、現場に寄り添ったサポートを行っています。ご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

テックマジック / TechMagic

会社名 テックマジック / TechMagic
設立年 2018年
本社 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟19階
概要 炒め・パスタなどの調理ロボット開発に特化したベンチャー

テックマジックは2018年に設立され、東京都江東区に拠点を置く、炒め調理やパスタ調理を自動化するロボット開発に特化したベンチャー企業です。AIとロボティクスを自社一体で開発することで、ソフト・ハードの両面を短期間で実装・量産できる体制を整えています。

代表的なレストランロボットとしては、炒め調理ロボット「I-Robo2」や世界初のパスタ調理ロボット「P-Robo」が挙げられます。特に「I-Robo2」は高火力IHとヘラ・鍋の回転制御によって職人の炒め技を再現し、「P-Robo」はソース混合から皿洗浄までを一括で行う高速処理が可能という点で、他社の調理ロボットと比較しても高い生産性と品質安定性が魅力です。

大阪王将やパスタ専門店の実店舗で稼働実績があるため、すでに実用性と効果が確認されている点も安心材料となっています。

Miso Robotics / ミソロボティクス

会社名 Miso Robotics / ミソロボティクス
設立年 2016 年
本社 アメリカ合衆国 カリフォルニア州(研究拠点パサデナ)
概要 AI 調理ロボ「Flippy」で QSR(ファストフード)を自動化

ミソロボティクスは、コンピュータビジョンとAIを組み込んだキッチンロボットプラットフォームを自社開発し、White Castle・Jack in the Boxなど大手QSRチェーンと提携して北米全域へ展開する市場浸透力を強みとするメーカーです。

同社のレストランロボットである「Flippy 2」は、AutoBin™システム付きAIビジョンでフライヤー内の各バスケットを識別し、揚げ時間の管理から揚げ物の投入・排出までを全自動化してピーク時のフライ調理負荷をほぼゼロにできる点が特徴です。

同製品は、White CastleやJack in the Boxなどファストフード/QSRチェーンの厨房に導入され、フライステーションの自動化と生産性向上に活用されています。

コネクテッドロボティクス / Connected Robotics

会社名 コネクテッドロボティクス / Connected Robotics
設立年 2014年
本社 東京都小金井市梶野町5-4-1
概要 食産業向け調理・盛付けサービスロボットメーカー

コネクテッドロボティクスは厨房作業を自動化するサービスロボットメーカーです。AI画像認識と省スペースロボット制御を組み合わせ、既存の厨房に短期間で導入できる技術力を備えています。

同社の代表的なレストランロボットは、惣菜盛付ロボット「Delibot」です。同製品は、高度なロボットコントロールの技術で、食品盛り付け業務を自動化し、省人化・効率化を実現します。

ポテトサラダや和惣菜、中華惣菜に対応しており、惣菜製造工場や食品工場に導入されています。

案内ロボットのメーカー

ドーナッツ ロボティクス / donut robotics

会社名 ドーナッツ ロボティクス / donut robotics
設立年 2016年
本社 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 15階
概要 ロボット及びAIの開発、販売

ドーナッツロボティクスは、2016年に福岡県北九州市のガレージで創業し、現在は東京都港区を拠点に活動をしているAI・ロボティクスベンチャーです。羽田空港ロボットプロジェクト採択、ニューヨーク・タイムズ紙に取り上げられ、その他Forbes、entrepreneur、Startup City Magazineなどにも掲載され、日本のロボット企業として注目されています。

ドーナッツロボティクスの扱っている接客AIロボットには、「cinnamon Guide」があります。特徴は、「自ら考え、動くことができる」ということをコンセプトにしている点です。将来的には、自らが収益を稼ぐロボットとなり得ます。また、初期導入費用が比較的安価で、導入の障壁も低く、人の代わりとなって働くことができるようになります。

独自開発のソフトウェアを搭載したcinnamon Guideは、すでに自動車ディーラーやアパレルメーカーへの導入実績があり、量販店、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、オフィス、空港、ショールームなどへの導入が見込まれています。

エクセディ / EXEDY

会社名 エクセディ / EXEDY
設立年 1950年
本社 大阪府寝屋川市木田元宮1丁目1番1号
概要 マニュアルクラッチ(手動変速装置用製品)やトルクコンバータ(自動変速装置用製品)、その他、建設・産業機械用製品、二輪車用クラッチなどの駆動系部品を生産・販売

エクセディは1950年に設立された、マニュアルクラッチやトルクコンバータ、建設・産業機械用製品を生産・販売しているメーカーです。本社が大阪府寝屋川市にあるほか、国内外に拠点があり、世界25ヶ国52社のエクゼディグループネットワークが存在しています。

エクセディが開発・販売する案内ロボット「Neibo マルチロボット」21.5インチの縦型モニターを搭載し、運搬、案内、巡回、広告などマルチな機能を備えた、自社開発・生産の国産ロボットです。ロボットの大きな目は温かみを演出しつつ、人を認識すると目で追ってくるため、ロボットの認識の確認をすることができます。また、自律走行、追従走行、ルート走行、マニュアル走行など、さまざまな走行モードを搭載しています。

店舗・商業施設、公共施設など多様な現場で活躍します。施設の特性や顧客層に合わせたコミュニケーション、多言語案内、顔認証機能など豊富な標準機能を備え、状況に応じて柔軟に更新できるのも特徴です。オープンAPIのため、こうした現場のニーズに合わせて、ロボットの操作や運用を柔軟にカスタマイズ・改善が可能なのもエクセディのロボットの強みです。

ネットスターロボットソリューションズ / Netsdar Robot Solutions

会社名 ネットスターロボットソリューションズ / Netsdar Robot Solutions
設立年 2006年
本社 東京都中央区晴海1-8-10トリトンスクエアオフィスタワ-X棟 7階
概要 高齢化社会における介護ロボットや教育現場での学習支援ロボット、日常生活場面へのロボット導入支援など

ネットスターロボットソリューションズは設立から20年の間ソリューション開発の分野で多くの実績を積み重ねてきた会社です。近年、「人とロボットが共創する社会」を実現するために、新規ロボット事業を立ち上げ、現在の社名に変更しています。DiRoboCS(The Diversity of Robots Cloud System)を通じて、ロボットの多様性を活かして適材・適所にロボットを配置することにより、一緒働く人々がさらに活躍できる社会を実現します。

案内ロボットとして、「AIロボット会議チェックイン」を展開しています。会議・展示会・セミナーなどについて、会議参加リンクをクリックすることで簡単に参加申請ができるロボットです。会議受付は音声対話・顔認識など多様なチェックイン手段に対応し、3秒で高速認証しながら参加証もその場で即時印刷します。

チェックインまでの待ち時間までが長い、入力情報を間違いやすい、柔軟な対応ができない、データ分析に手間がかかるなどといった従来のチェックイン方式のもつ課題を解決できます。詳しくはお問い合わせください。

ドリンクロボットのメーカー

エイチシーアイ / HCI

会社名 エイチシーアイ / HCI
設立年 2002年
本社 大阪府泉大津市東豊中町3-14-10
概要 産業用・サービス用ロボットシステムメーカー(SIer)

エイチシーアイの強みは、特に食品・飲料分野における現場の具体的なニーズに合わせた高いカスタマイズ能力と、AIやIoTといった最新技術を活用したスマート化ソリューションの提供力にあります。

HCIが提供するドリンクロボット関連の製品としては、「ドリンクバー協働ロボットシステム」が挙げられます。このシステムの強みは、水、コーヒー、各種ジュースなど、多岐にわたる種類のドリンクを人間の作業者と協調しながら自動で用意し、提供できる柔軟性と効率性です。

この製品は、一般的な飲食店はもちろんのこと、企業の社員食堂、先進的なロボカフェ、食品製造工場、さらには病院の給食施設など、幅広い業界やシーンでの導入および実証実験が進められています。

キュービット ロボティクス / QBIT Robotics

会社名 キュービット ロボティクス / QBIT Robotics
設立年 2018年
本社 東京都千代田区平河町1-6-15 USビル7階
概要 サービス業向けロボットシステムメーカー

キュービット ロボティクスの強みは、サービス業の現場が抱える様々な課題解決に焦点を当てたロボット制御技術や運用ノウハウ、そして顧客のニーズに合わせた柔軟なシステム開発力にあります。

QBIT Roboticsが提供するドリンクロボットシステムとしては、川崎重工業製の双腕ロボット「Duaro」を同社がカフェシステムとして実装した「Duaro 2」が代表的です。この製品の強みは、人間のように2本の腕を持つ双腕ロボットが、複数の作業を同時に、かつ並行して行うことで、多種多様なドリンクを短時間で、しかも高品質に自動で作成し、提供できる点にあります。

このシステムは、実際に「変なカフェ」といったロボットカフェでの導入実績があるほか、東京タワーなどのイベント会場におけるフードトラック型ロボットカフェ、商業施設内のカフェ、さらには居酒屋でのドリンク自動提供に関する実証実験など、幅広いシーンでその活用が進められています。

Doosan Robotics / ドゥーサンロボティクス

会社名 Doosan Robotics / ドゥーサンロボティクス
設立年 2015年
本社 韓国 京畿道 水原市(スウォン市) ※日本法人・代理店:神奈川県横浜市港北区新横浜3-7-15
概要 協働ロボット(コボット)メーカー

ドゥーサンロボティクスの協働ロボットは、6つの関節軸すべてに高精度のトルクセンサーを搭載しており、それによって繊細な力加減の制御や高い安全性を実現している点が強みです。

Doosan Robotics社が展開するドリンクロボット関連のソリューションとしては、「Mix Master Moodie(ミックスマスタームーディー)」が挙げられます。この製品の強みは、搭載されたAIがユーザーの表情を認識したり、簡単な質問応答を行ったりすることを通じて、その時の気分や具体的な希望に合わせた最適なカクテルを自動で提案し、作成できるというインタラクティブな機能です。

このロボットは、FOOMA JAPAN 2024(国際食品工業展)といった大規模な展示会でのデモンストレーション実績があり、今後はホテル、アミューズメント施設、大型飲食店などへの本格的な導入を目指しています。

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