モノリクスの治具とサービス
  • 最終更新日:2024年5月22日
近年、倉庫や製造業界での効率化と生産性向上のために、AGV(自動搬送車)やAMR(自律移動ロボット)の導入が注目されています。

しかし、先進技術の導入には、高い初期投資や、既存システムとの互換性、運用の複雑さ、安全性、そして実際の効率化の実現といった様々な課題が伴います。特に、導入コストとその投資収益率(ROI)の検討、既存のインフラとの統合性、従業員の研修、作業員の安全確保、そして将来のシステム拡張性については、多くの企業が頭を悩ませています。

これらの課題を解決するためには、単に技術を提供するだけでなく、企業の現状に応じたコンサルティングと綿密な計画が求められます。

ここで注目されるのがモノリクスです。モノリクスは、AGVやAMRに使われる治具を製造・販売している企業です。同社はAGVの導入前・導入後に関わらず気軽な技術相談から、最適なJIG(治具)の提案まで幅広く対応しています。

本記事では、同社について詳しくご紹介します。

モノリクスとは

モノリクスでは、 深い知見と経験を持つ技術者達がお客様の具体的な現場状況を踏まえ、最適な物流輸送機器を提案し、設計からカスタムメイドの製作に至るまで、一貫したサービスを提供しています。

同社はAGVやAMRなどの車輛製造はしていないものの、様々なメーカーの車輛と現場に既存の台車を接続する 汎用型牽引JIG(治具)を製造する立場から、フラットな目線で各現場におけるAGV/AMRの導入や活用支援を展開しています。

モノリクスの製品・サービス

以下の製品以外にも様々なAGV用機能拡張製品を展開しています。

同社の製品は、こちらのページで動画でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

JIG(治具)


モノリクスの主力製品は、AGV・AMRを使って台車などを牽引するための治具です。

同社のJIG(治具)はAGVと物流アイテムをワンタッチで接続し、スムーズな運搬・自動牽引を可能にします。車輛からの信号を受けて、台車の自動切離しに対応。全自在輪台車も安定牽引することができます。

また、AGVやAMRと台車だけでなく、ハンドフォークとの接続も可能です。「ハンドフォークで運ぶ」から「ハンドフォークが運ぶ」へ転換し、パレット搬送の自動化も実現します。

AGVの交差点制御


トヨタL&F製の「キーカート」シリーズは、そのシンプルさでAGV初心者にも取り扱いやすく、多様な業界からの支持を受けています。このシステムの汎用性と拡張性は、初めてAGVを取り入れる方々にとって、導入のハードルを低くしています。

しかしそれでも、導入検討のスタート地点でつまずいている方々がいらっしゃいます。その懸念事項の一つが、搬送ルート上の交差点でAGVが停止し動けなくなる事態と、その解決にかかるコストの高さです。

大掛かりな通信設備を必要としないモノリクスのAGV制御システムは、交差点でのスムーズな制御、シートシャッター操作、線路間の相互管理、渋滞解消、防火シャッター制御など便利な機能を低コストで叶える、個別装置型システムです。これにより、AGV同士の衝突や停止、シャッターとの干渉回避が可能となります。

また、制御システムに使用される機器を使い、AGVの簡易遠隔操作も可能です。作業者がフォークリフトに搭乗しながらでも、リモコンでAGVの停止や再発進が行えます。

WADOME


AGV・AMR関連機器以外にも、同社の製品で注目を浴びているのがリーチフォークリフト向けの車輪止め『WADOME』です。

物流業界における安全性の向上と事故の削減は、常に重要な課題です。

特に、リーチフォークリフトがトラックバースで事故を起こしやすいことは、業界内でよく知られた問題ですが、トラックと荷下ろしエリアの隙間にリーチフォークリフトの前輪が落ちた場合は、重大事故につながる恐れがあります。

これらの事故の原因は多岐にわたり、前方の視界が不十分であったり、運転技術への過信、集中力の低下などが挙げられます。

そこでモノリクスは、物流現場に長年寄り添ってきた経験と機器メーカーとしての創意工夫力を用いて、これらの事故に対する実用的で柔軟な解決策を模索し、その結果、「WADOME」という革新的な車輪止めの開発に成功しました。

この持ち運びができる車輪止めは、リーチフォークリフトの自重を利用して摩擦力で床を強力にグリップし、車輪をしっかりと止めることで事故を効果的に防ぐことができます。また、その軽量性(3.5kg)と収納・移動の容易さから、作業現場での利便性が非常に高いというメリットがあります。

「WADOME」の開発は、物流業界における安全対策の新たなマイルストーンとなり、現場の安全性向上に大きく寄与しています。

同社の技術・ノウハウ

モノリクスの技術

モノリクスの革新的な物流搬送支援技術「Begin⁺JIG(ビギンジグ)」は、独自に開発された四輪自在輪の安定走行サポート技術を搭載しています。

通常、全てのキャスターが自在輪のカゴ台車は直線的な自動牽引時でも揺れが生じ、カーブでは横に大きく振られAGVの走行軌道からはずれてしまいます。

Begin⁺JIGのキーパーツであるコントロールユニットを活用すると、独自の技術が自在輪をサポートし、AGVの走行軌道に合わせたより安全な牽引走行が可能になります。

また、Begin⁺JIGは、カゴ車や六輪カート等をAGVに簡単に接続できるワンタッチチャッキング機能も搭載しています。物流や流通で使われるカゴ台車や六輪カートは、製造ロットや経年変化により形状やサイズにバラツキが生じがちですが、Begin⁺JIGはこれらの微妙な差異を許容してチャッキングします。

この機能は、物流アイテムとAGVの煩わしい連結作業を軽減するため、物流および荷役作業における効率性の追求に不可欠な要素と言えるでしょう。

更に、自動搬送後はAGVからの信号をBegin⁺JIGがキャッチし、牽引物を自動で解放します。この一連の自動化プロセス—搬送、解放、再連結—により、作業の効率化が飛躍的に向上します。

多様なAGVやAMRに対応できる点も、Begin⁺JIGの大きな特徴です。

様々な自動搬送車輌に接続できる汎用型牽引JIG(治具)であるだけでなく、倉庫やセンターの床面の凹凸から生じる牽引搬送連結部にかかる力をフローティング機能で分散し、自動搬送車輌本体を保護するなど、物を運ぶ現場特有の課題に対応する設計が施されています。

このように、様々な物流・流通効率化ニーズに合わせて牽引搬送物と自動搬送車輌を連結させることが可能であり、Begin⁺JIGは現場とAGVの橋渡し役を果たします。

Begin⁺JIGを活用した搬送ロボットの導入やその価格については、直接お問い合わせいただくことをおすすめします。

Begin⁺JIG標準価格(一般的なカゴ台車を牽引する仕様)は、AGVに対して20〜40%のJIG費用を見込んでいます。一例として、AGVが200万円の案件では、JIGが40万円、総額で240万円で運用を開始いただいたケースがありました。

モノリクスの治具の活用場面

同社の治具は、以下のような場面で活躍します。

また、同社のホームページにも活躍事例が記載されいていますので、以下のリンクもあわせてご確認ください。


協働搬送ロボットを活用してカゴ車を自動牽引搬送



Begin⁺JIGは、物流倉庫や流通センター、製造業者の出荷エリアなどで使用される物流アイテムを素早くつかみ、自動で牽引および切り離しを実行する治具です。

以前の治具では対応が難しかった全方向移動キャスターを備えた台車にも対応し、安定した牽引作業を可能にし、自動搬送と手動搬送の効率的な統合を実現しています。

各社のAGVに対するBegin⁺JIGの取り付け方法に関しては、各社のJIG取り付け要領書を参照いただくか、指定されたリソースを確認してください。これにより、各社AGVと物流アイテム間の接続がスムーズに、そして確実に行うことができます。

取付方法、マニュアルについてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

Begin⁺JIGの取り付け方法

イオンの最先端物流倉庫で同社のAGV/AMR用牽引治具が採用

モノリクス事例①

イオンネクストの誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター)では、AIとロボティクスの最新技術が駆使されており、その環境にトヨタL&F社製のAGVキーカート(Lカート)と、Begin⁺JIGのキーカート向け仕様であるキーコネクトが新たに導入されました。

このセンター内で、Lカートはトラックからデカント(荷降ろし)ステーションへの商品搬送を担い、キーコネクトはLカートと台車を連結し、約1000台稼働するロボットが待つ先へと商品をスムーズに運びます。

Lカートの後方に取り付けられた牽引装置、それが同社のキーコネクトです。この装置を使用することで、一つのAGVが二つの台車を同時に引っ張ることが可能になり、カートの搬送効率を飛躍的に向上させ、自動搬送プロセスの効率化を実現しました。

AGVのスムーズな導入はモノリクスにご相談ください

工場や倉庫現場での搬送自動化は、AGVやAMRのロボットを導入すれば良いというわけではありません。

モノリクスであれば、貴社に最適な搬送自動化の提案をしてくれます。ご興味がある方は、ぜひ一度同社にご相談ください。

モノリクスの会社概要

  • 【会社名】株式会社モノリクス / MONOLIX inc.
  • 【設 立】平成28年6月1日
  • 【代表者】代表取締役 齋藤紀之
  • 【資本金】2,500,000円
  • 【住所】〒113-0033 東京都文京区本郷2丁目16-12